2013年10月31日
渋柿の 渋がそのまま 甘味かな
島田市大善寺の掲示板に描いてありました。
恥ずかしいかな意味がわからずネットで調べました。
渋柿は知らずに口にすると顔がゆがむほどの渋さですが、その渋柿も秋冬の風にさらされ、太陽に照らされますと柿が本来持っているタンニンのはたらきで、渋みを甘味に変えてゆきます。
私たちもこの渋柿のように、人間の荒波の中で、ずるくなり、醜くなり、いやしくなり生きてきましたが、それでも護っていただける何かのおかげで、あたたかさを味わい、尊さを味わい、安らぎを味わう人間味がでてきました。
柿は渋さを抜き取って甘味に変えたのではなく、渋さを持ちながら甘味に変えたのです。私たちも煩悩を取り払って仏心をいただくのではなく、煩悩を持ちながら仏心に変えて行くのです。
あのお釈迦さまでさえも、苦行をして「苦行ではさとれない」とさとったのですから・・・。(法話)
まだまだ人間味が荒削りな私です。
尊いお言葉です。
我が家の裏山の柿です。
この柿は熟してカラスの餌となるでしょう^^;
Posted by jimmy at 18:42│Comments(0)
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