2011年08月02日
マムシの咬傷
雑草が青々と茂る今日この頃ですが、その茂みに生息しているマムシにご注意ください!
人間ですとマムシに噛まれたら死に至る可能性が高いものです。
当院では年に4~5件ほどマムシに咬まれた犬や猫を診ています。
犬ではほとんど咬まれるところは鼻先や顎など顔面に集中しています。
茂みの中でゴソゴソと動くものを顔で確認しているんですね。
一方猫では前あしが多いです。
猫はまず足でちょっかいかけるんです。
写真が咬まれた猫です。
犬や猫では、咬まれても滅多なことでは死にません。
ただ咬まれた傷が化膿したり壊死したりしますので、必ず動物病院で診てもらいましょう。
治療には抗生物質とステロイドが主ですが、当院ではセファランチンという薬剤を使用します。
セファランチンとは、台湾のムラサキツズラフジから抽出された薬剤です。
マムシ毒素に対して中和作用があるとされています。
全身症状が出ていた場合等は速やかに輸液を開始して入院加療となります。
マムシに咬まれた跡は、生涯残るものと思ってもいいでしょう。
ちなみにウチのケディーも数年前に咬まれました。
何を言うこの写真の猫もウチのジョイ君です^^;
Posted by jimmy at 15:50│Comments(0)
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