2013年11月29日

猫の膀胱炎が増えています!

朝晩すっかり寒くなってきました。

外飼いの我が家の駄猫達も、エアコンを頼って病院に避難してきます。





みなさんの猫ちゃんは暖かくしていますか?

寒くなると飲水量が減りますね。


そんな時に膀胱炎が発症しやすくなります。


トイレでじっとうずくまっていたり、力んでいるのにオシッコが出ない。

トイレの回数が増えたり、トイレ以外でオシッコをしてしまう。

食欲元気もなく、落ち着きがない。


こんな症状があったら動物病院を受診しましょう。


尿の結晶が原因の場合、特に男の子は緊急疾患ですので様子を見ようなどということのないように。



ウチの駄猫達は今のところ大丈夫のようです。

膀胱炎の予防になるフードを食べていますから^^;




  


Posted by jimmy at 18:59Comments(0)

2013年11月27日

10キログラム超の猫ちゃん

1昨日、便秘を訴えている猫ちゃんの飼い主様より連絡がありました。

病院に連れて行くのが困難だということで、飼い主様のみ来院しました。

体重8キログラムくらいとのことで、薬を処方しました。


昨日、やはり排便がみられないということでさすがに猫ちゃんが来院しました。






画像だと分かりにくいかも知れませんが、体重計は10kgをゆうに超えていました^^;

久しぶりの巨漢猫ちゃんです。



肛門より指を入れて溜まった糞塊を取りだすのですが、お腹の脂肪が半端ない(泣)。

お腹の方から直腸を触って糞塊を押し出そうにもその直腸が触ることが出来ません。


取り出すことはあきらめて温湯を直腸内に注入して、今日の来院を待つことにしました。



先ほど多量のウンチを撮った写メを飼い主様が見せてくれました。

なんとか排便出来たようです。




さてさて今後のこの子の健康管理をしっかりしていかねば・・・。

食物繊維に富んだ食餌と十分な水分摂取を確保することから始めます。


最終的には徹底した体重管理で減量を目指します!











  


Posted by jimmy at 19:02Comments(0)

2013年11月21日

季節柄

この天候不順の影響が誘因なのか

膀胱炎、下痢、咳等々の症状で

例年のこの時期に比べ今年は来院数が多いようです。


病気があるのに目立った症状を隠している子もいます。

小さな変化やサインに気づいたら

早めに受診されることをお勧めいたします。




今日は体重5kg超の猫の去勢手術をしました。

睾丸が大きいので手術手技は、小さい子よりもやり易く安心です。



去勢・避妊手術は健康な子にメスを入れる作業です。

手術後、飼い主様が迎えに来る時も健康のまま帰すことは当然です。

この当然がゆえに神経もそれなりに使います^^;




さて今月もあと10日です。

いよいよ慌ただしい師走へと向かいます。




待合室のこの子もクリスマスバージョンです。

  


Posted by jimmy at 16:36Comments(0)季節柄

2013年11月18日

馬には乗ってみよ人には添うて見よ

昨日娘が通う大学の学園祭へ行きました。

とりあえず馬術部のある馬場へ。



きれいな馬です。


1回500円で乗馬体験ができるということでチャレンジ。





ビビりながらもなんとか・・・^^;




馬場には前に往診した猫と犬も飼われています。



馬術部の学生たちはさすがに動物好きなようです。








大学構内は紅葉がきれいでした。

深まる秋を満喫しながら久しぶりに動物達に癒された1日でした。










  


Posted by jimmy at 18:19Comments(0)休日

2013年11月14日

静岡でレプトスピラ発生!

猟犬4匹が感染死 細菌「レプトスピラ」 

 静岡市駿河区で9〜10月にかけて猟犬4匹が相次いで死に、このうち2匹は獣医師の診断から「レプトスピラ」と呼ばれる細菌に感染していたことが13日、分かった。症状から、ほかの2匹も同じ細菌に感染していた可能性が高いとみられる。猟友会関係者らへの取材で分かった。
 人への感染の可能性もあるため、報告を受けた市や県が病原菌の確定、感染源の特定などを急いでいる。
 死んだ猟犬は静岡猟友会長田西支部の2匹と同長田南支部の2匹。
 長田西支部の2匹は8月下旬から9月初旬にかけ、臓器の機能不全で死んだ。1週間前に、訓練のため地域の山に入り、耕作放棄地にたまった水を摂取したことが確認されているという。
 長田南支部の2匹も10月中旬、訓練で山に入り3、4日後に死んだ。獣医師から臓器機能不全の診断を受け、その後の検査でレプトスピラに感染していたことが分かった。
 静岡市保健所によると、確認可能な2009年以降、市内で「レプトスピラ」による感染症発生の届け出は人畜ともにないという。

 レプトスピラ 感染すると発熱や頭痛などを発症し、重症化した場合、腎不全や嘔吐(おうと)を引き起こす。人畜共通で感染する。人への感染源はネズミや犬、猫といった動物の尿、ふんなど。




レプトスピラはワクチンで予防することができます。

愛犬のワクチン忘れていませんか?

犬を守ることはもちろんですが、ヒトへの感染を絶つという意味でも重要です。

  


Posted by jimmy at 18:38Comments(0)記事から

2013年11月13日

猫の乳腺腫瘍(乳がん)

先日11歳の避妊手術済みの猫ちゃんが来院しました。

胸にしこりが1個確認できるということでした。


乳腺腫瘍の疑いがありますので、すぐに摘出手術を勧めました。


猫ちゃんの乳腺腫瘍は悪性であることがほとんどであるため、肺への腫瘍の転移が早いので注意が必要です。

レントゲン検査から肺への転移は確認されませんでしたので手術を行いました。




胸からお腹にかけて剃毛したら、なんとしこりが2個ありました。




転移のおそれがありますので広い範囲で切除しました。


数日後、病理検査の結果は悪性の乳腺腫瘍でした。

再発のおそれも否定できません。



乳腺腫瘍の場合、避妊手術によってリスクを低減したり、予防することが出来ます。

避妊手術を早期に行うことで、乳腺腫瘍の予防効果をより高められることがわかっています。



避妊による乳腺腫瘍の予防効果(猫)

6か月齢まで 91%
7~12か月齢 86%
13~24か月齢 11%
24か月齢以降 効果なし



残念ながらこの猫ちゃんは6歳の時に避妊手術を行いました。

乳腺腫瘍の予防にはならなかったようです。


猫ちゃんの乳腺腫瘍は早期発見、積極的な早期治療が重要になります。

腫瘍の大きさによって生存期間がグンと短くなってしまうというデータもあります。

やはり早期治療が予後を左右するといえると思います。


今後は適切な治療とケアをしてあげることにより、余命を伸ばしてあげることに全力を尽くします。

少しでも長く家族と穏やかな生活を送れるようにしてあげることが一番かと考えます。





どうぞこんなことにならないためにも、愛猫の避妊手術をオススメします。





















  


Posted by jimmy at 18:10Comments(0)症例

2013年11月09日

イノシシ捕獲!



今朝裏山にてイノシシが罠にかかって捕獲されました。


我が家の畑の農作物はもちろん、この地域はかなりの被害にあっています。


全国的に被害は年々増えているようで、人的被害もあるようですね。




いつも診ている犬や猫と違い、イノシシの野性というものを直に見て感動すら覚えました。

正直な話、この写真撮るのもかなり怖かったですね^^;






  


Posted by jimmy at 09:17Comments(0)その他

2013年11月08日

☆犬と猫と人間と2☆映画チケットプレゼント

g-sky FM島田にて映画「犬と猫と人間と2」のチケットがプレゼントされます。

ぜひご応募くださいませ。








フィルムサポート島田の方に協力していただきました。

持つものは友ですね。  


Posted by jimmy at 09:51Comments(0)お知らせ

2013年11月06日

猫の方が犬より強い!?

ユーモラスな動画を発見しました。





猫にベッドを奪われる犬の様子がとても滑稽です(^^♪


これを見ると猫は物おじせず、何事にも動じない動物のようです。








この頃涼しくなってきたのにもかかわらず、ノミが寄生しているワンちゃん・猫ちゃんが目立ちます。

診察台の上にノミの糞が落ちている子がしばしば見受けられます。

室温13℃以上ではまだまだノミが活性しています。

ノミ退治をお忘れありませんように!

  


Posted by jimmy at 18:47Comments(0)動画

2013年11月01日

地域猫の去勢手術

今週に入り2頭目の地域猫の去勢手術がありました。

どうもこの子が種オスになって、子どもをたくさん産ませていたもようです^^;



人慣れしたかわいい子でした。

体重も5.4キログラムもある大きな猫ちゃんです。

麻酔をかけて睾丸周囲を剃毛して術野を消毒します。



まるで熊のようです。


人慣れしているとはいえ手術が終わって暴れても困りますので、すぐに元の捕獲器に入れます。

男の子ですので左の耳をV字カットしました。




時間が経って、すっかり麻酔からも覚めました。






これでこの猫が住む地域では子猫が増えることもなくなるでしょう。

この地域の猫はきっと手厚く飼育されているように思います。

ご飯の苦労が無いように思います、こんながっちりした猫でしたから。

  


Posted by jimmy at 16:09Comments(0)