2019年01月23日
猫ちゃんにこんな様子はないですか?
水をよく飲む。
おしっこの回数や量が増えてきた。
やせてきた。
毛並みが悪くなってきた。
食欲が落ちてきた。
よく吐くようになった。
**************************
いかがですか?
そんな症状が現れていませんか?
もしかしたら腎臓の病気にかかっているかもしれません。
年をとるにつれて、多くの猫は腎臓の機能が徐々に低下していきます。
慢性腎臓病は、7歳以上になった中高齢の猫によくみられる病気です。
腎臓は血液から汚れを取り除く、とても大切な役割をしています。
症状が出るころには、7割以上の腎臓の機能が失われています。
慢性腎臓病は、一度かかると完全に治すことは出来ません。
しかし、早期治療により進行を遅らせることが出来ます。

情けないかな我が家の駄猫も投薬で様子観察していたのですが
今朝の血液検査の結果、かなり悪化していました。
しばらく輸液療法で入院管理です^^;
こんなことになる前に是非動物病院で定期検査をオススメします!
おしっこの回数や量が増えてきた。
やせてきた。
毛並みが悪くなってきた。
食欲が落ちてきた。
よく吐くようになった。
**************************
いかがですか?
そんな症状が現れていませんか?
もしかしたら腎臓の病気にかかっているかもしれません。
年をとるにつれて、多くの猫は腎臓の機能が徐々に低下していきます。
慢性腎臓病は、7歳以上になった中高齢の猫によくみられる病気です。
腎臓は血液から汚れを取り除く、とても大切な役割をしています。
症状が出るころには、7割以上の腎臓の機能が失われています。
慢性腎臓病は、一度かかると完全に治すことは出来ません。
しかし、早期治療により進行を遅らせることが出来ます。
情けないかな我が家の駄猫も投薬で様子観察していたのですが
今朝の血液検査の結果、かなり悪化していました。
しばらく輸液療法で入院管理です^^;
こんなことになる前に是非動物病院で定期検査をオススメします!
2017年10月27日
紐を飲みこんだ猫
猫は紐や糸を誤飲してしまうことがあります。
一見あまり危険ではなさそうですが、実は非常に危険です。
紐や糸は腸に絡まりやすく、そうすると腸はたぐり寄せられ、よじれた状態で閉塞してしまいます。
紐を飲みこんで、肛門から出てきたものを再度飲みこんだと
今朝猫ちゃんが来院しました。
まずは催吐材を注射して吐かせることとしました。

吐物です。

およそ30cmの紐が見つかりました。
飼主様は開腹することなく無事取れたことで安堵していました。
異食症はなかなか治りませんから、飼主様の管理が必要ですね!
万が一、あなたの猫ちゃんが紐を食べてしまったら、
焦らずにできる限り早く動物病院へ行きましょう。
一見あまり危険ではなさそうですが、実は非常に危険です。
紐や糸は腸に絡まりやすく、そうすると腸はたぐり寄せられ、よじれた状態で閉塞してしまいます。
紐を飲みこんで、肛門から出てきたものを再度飲みこんだと
今朝猫ちゃんが来院しました。
まずは催吐材を注射して吐かせることとしました。
吐物です。
およそ30cmの紐が見つかりました。
飼主様は開腹することなく無事取れたことで安堵していました。
異食症はなかなか治りませんから、飼主様の管理が必要ですね!
万が一、あなたの猫ちゃんが紐を食べてしまったら、
焦らずにできる限り早く動物病院へ行きましょう。
2016年12月16日
猫の腰椎欠損症
上の画像の腰椎に数字を記しました。
腰椎とは背骨の腰の部分にあたります。
普通は腰椎は7つの骨に分かれていますが、この猫は6つしかありません。
いわゆる「腰椎欠損症」です。
日本の猫のおおよそ30%がこのような子がいると云われています。
これは先天的なものでどうすることもできません。
ただ6本でも日常生活には問題となる事はほとんどないと考えられています。
腰椎欠損症のそのうちの30%くらいは神経の圧迫などで痛みが出たり
おしっこが出にくくなったり、排便が困難(便秘)になったりする場合もあります。
こうなると根治療法はありませんのでそれぞれの症状への対症療法しかありません。
レントゲン検査をしてもらった際には背骨の数を教えてもらうのがいいですね。
実はこのレントゲンは何を隠そう我が家の駄猫でした^^;
高いところにジャンプも出来なくなりましたし、軽度の痛みも伴っています。
光線照射療法で慢性疼痛を和らげているところです。
心地よい温熱感があり使用後温感が持続するという利点を有しています。
適応は幅広く、鎮痛、消炎はもとより創傷治癒促進、神経賦活などの作用もあり
高い治療効果が期待できます。
50肩と慢性腰痛に悩む私にもなくてはならない機器です^^;
2016年05月17日
乳腺にしこり?
8歳になる未避妊のメス犬。
先週たまたま飼い主様が
左側の最後の乳頭下に硬いしこりを発見。
直径約30mmです。

乳腺腫瘍(乳癌)の発 生 率はメスの全腫瘍中 52 %といわれ
なんと 人の3倍です。
しかも良性 50 % 悪性 50 % という確率です。
乳腺腫瘍は外科的に切除する方法がベストです。
今回は部分切除を行いました。

病理検査の結果は数日中にわかるはずです。
若くても高齢でも、最近しこりで来院される方が
大変増えているように思います。
痛みや痒みの有無にかかわらず、
しこりに気づいたら動物病院への受診をおススメします。

本日無事に手術も終え、帰路につきました。
先週たまたま飼い主様が
左側の最後の乳頭下に硬いしこりを発見。
直径約30mmです。
乳腺腫瘍(乳癌)の発 生 率はメスの全腫瘍中 52 %といわれ
なんと 人の3倍です。
しかも良性 50 % 悪性 50 % という確率です。
乳腺腫瘍は外科的に切除する方法がベストです。
今回は部分切除を行いました。
病理検査の結果は数日中にわかるはずです。
若くても高齢でも、最近しこりで来院される方が
大変増えているように思います。
痛みや痒みの有無にかかわらず、
しこりに気づいたら動物病院への受診をおススメします。

本日無事に手術も終え、帰路につきました。
2015年11月05日
猫のお腹が腫れている!

猫のお腹が腫れているということで来院。
レントゲンを撮ったらご覧のとおり。
画像の左側が頭側で、
最後肋骨から下腹部に厚い帯状のものが見えます。
子宮蓄膿症を疑い、すぐに手術でそれを取り除きました。
それがこれです。

子宮にかなりの膿が溜まっていました。
この家の同居猫は今夏この病気を発見するのが遅くて亡くなってしまいました。
避妊手術の必要性を今一度考えていただきたいと思います。
手術も終わり落ち着いた猫です。

グロテスクな画像で申し訳ありませんでした。
先般行われた「大津ふれあいまつり」の
例のチョコバナナで目をお安め下さいませ。

飛ぶように売れました(#^.^#)
2015年10月06日
猫の尿路疾患にご用心
ここのところ猫の尿路疾患で
来院または入院する子が増えてきました。
秋から冬の間に猫ちゃんは
尿路系の病気が多くなります。
次のような症状をあらわしたときは
膀胱炎や尿路結石かもしれません。
すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
頻繁にオシッコに行く。
トイレ以外でもオシッコをしてしまう。
オシッコに血が混じっている。
オシッコがまったく出ない。
また猫の死亡要因の第一位は腎不全だとも言われています。
こちらも次の症状がありましたら
動物病院でまず検査を受けましょう。
食欲が落ちてきた。
水をよく飲む。
元気がない。
嘔吐していることが多い。
頻繁に排尿している。
毛づやが悪くなった。
猫ちゃんは
もともと腎臓の病気にかかりやすく、
それによって食欲不振や体重低下など
生活の質が低下します。
これから寒い時期になりますと
水を飲まなくなって腎臓の病気にかかりやすくなります。
シニア期に入った猫ちゃんは要注意です。
少しでも気になる症状がある場合は
動物病院に連れて行きましょう。

うちのこの駄猫は外飼いのため
寒さにさらされていますし
そろそろ10歳、要注意ですね^^;
来院または入院する子が増えてきました。
秋から冬の間に猫ちゃんは
尿路系の病気が多くなります。
次のような症状をあらわしたときは
膀胱炎や尿路結石かもしれません。
すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
頻繁にオシッコに行く。
トイレ以外でもオシッコをしてしまう。
オシッコに血が混じっている。
オシッコがまったく出ない。
また猫の死亡要因の第一位は腎不全だとも言われています。
こちらも次の症状がありましたら
動物病院でまず検査を受けましょう。
食欲が落ちてきた。
水をよく飲む。
元気がない。
嘔吐していることが多い。
頻繁に排尿している。
毛づやが悪くなった。
猫ちゃんは
もともと腎臓の病気にかかりやすく、
それによって食欲不振や体重低下など
生活の質が低下します。
これから寒い時期になりますと
水を飲まなくなって腎臓の病気にかかりやすくなります。
シニア期に入った猫ちゃんは要注意です。
少しでも気になる症状がある場合は
動物病院に連れて行きましょう。

うちのこの駄猫は外飼いのため
寒さにさらされていますし
そろそろ10歳、要注意ですね^^;
2015年06月26日
明日の午後はお休みとなります。
明日27日(土)は午後の診療はお休みとなります。
午前は通常通り診療します。
ご迷惑おかけしますがご了承くださいませ。
現在投薬中のお薬やフード等はお渡しすることはできますので
ご利用ください。
さて今日は
久しぶりの猫の「子宮蓄膿症」の手術でした。
子宮が細菌感染して炎症を起こし、子宮の中に膿がたまる病気です。
治療は外科手術が原則です。
子宮と卵巣の摘出手術を行います。
猫よりも犬によく見られる病気です。

手術後の猫ちゃんです。
開腹して腫れた子宮を出したところがこちらです。

全体重の10%以上の重量がありました。
今月はやはりワンちゃんの子宮蓄膿症の手術もありました。
経験上、夏場に多く見られます。
多くは発情期終了後して2~3ヶ月以内に発症します。
水をよく飲むようになって尿の量も増えます。。
膿がたくさんたまってくると、お腹が膨れたり、
触ると嫌がるようなそぶりをみせるようになります。
陰部から、膿や血の混ざった膿が出て、
症状が進んでくると食欲がなくなったり、
貧血や腎不全などを併発したりすることもあります。
避妊手術が予防になります。
まだ避妊手術がお済みでない方は検討されることを願います。
午前は通常通り診療します。
ご迷惑おかけしますがご了承くださいませ。
現在投薬中のお薬やフード等はお渡しすることはできますので
ご利用ください。
さて今日は
久しぶりの猫の「子宮蓄膿症」の手術でした。
子宮が細菌感染して炎症を起こし、子宮の中に膿がたまる病気です。
治療は外科手術が原則です。
子宮と卵巣の摘出手術を行います。
猫よりも犬によく見られる病気です。

手術後の猫ちゃんです。
開腹して腫れた子宮を出したところがこちらです。
全体重の10%以上の重量がありました。
今月はやはりワンちゃんの子宮蓄膿症の手術もありました。
経験上、夏場に多く見られます。
多くは発情期終了後して2~3ヶ月以内に発症します。
水をよく飲むようになって尿の量も増えます。。
膿がたくさんたまってくると、お腹が膨れたり、
触ると嫌がるようなそぶりをみせるようになります。
陰部から、膿や血の混ざった膿が出て、
症状が進んでくると食欲がなくなったり、
貧血や腎不全などを併発したりすることもあります。
避妊手術が予防になります。
まだ避妊手術がお済みでない方は検討されることを願います。
2015年06月02日
まさか!

上のレントゲン画像わかりますか?
布団のファスナーのスライダー部分を飲みこんだ
トイプードルのワンちゃんのお腹の写真です。
すぐに吐かせましたが、出てきません。
市内の他院の先生にお願いして内視鏡で見てもらったのですが
残念ながら胃・十二指腸内では確認できませんでした。
ワンちゃんはいたって元気でしたので
自然排出を期待しました。
ただ、小型犬ゆえに消化管穿孔や腸内閉塞の危険性もあります。
1日様子を見ながら、こちらは手術の準備もしました。
次の日のレントゲン画像です。

異物はすっかり流れて
直腸内に確認できました。
飼い主様ともども安堵した瞬間でした。
このあと便から排出できたと連絡がありました。
お家では普段からワンちゃんの口の届く場所に
飲み込みそうな物や興味を示しそうな物を置かないようにしましょう!
まさかと思うものまで口に入れますから
どうぞご用心のほどお願いします。
2014年11月17日
歯肉のしこり
先月末に頬が腫れたということで来院した
ミニチュアダックスのワンちゃん。
口の中を覗くと
右の上顎臼歯の歯肉部にやわらかいしこりを認めました。

日常生活において、痛みや出血などはありませんでした。
抗炎症剤と抗生物質を投与したのですが
腫れは引かず、いよいよ本日オペとなりました。
レーザーにて切除しました。

この子はこの夏に歯石を取った時に歯肉炎がひどく
臼歯もグラグラでしたので抜歯してあります。
ですので、
このしこりを切除したところには臼歯はありませんのであしからず。
この夏に歯石をきれいにしたにもかかわらず
臼歯にはまたたくさんの歯石を認めました。
この歯石も除去してオペは無事終了しました。
最近歯石除去で来院するワンちゃんが増えているように思います。
ウチのワンちゃんはごはんを普通に美味しく食べているから
口の中なんて気にしないって思う方が大多数だと思います。
特にシニア期を迎えているワンちゃんは要注意です。
今一度口の中を覗いてみてください。
嫌な口臭はありませんか?
少しでも異常を発見したら
早めに受診していただくことをお勧めいたします。
ミニチュアダックスのワンちゃん。
口の中を覗くと
右の上顎臼歯の歯肉部にやわらかいしこりを認めました。

日常生活において、痛みや出血などはありませんでした。
抗炎症剤と抗生物質を投与したのですが
腫れは引かず、いよいよ本日オペとなりました。
レーザーにて切除しました。

この子はこの夏に歯石を取った時に歯肉炎がひどく
臼歯もグラグラでしたので抜歯してあります。
ですので、
このしこりを切除したところには臼歯はありませんのであしからず。
この夏に歯石をきれいにしたにもかかわらず
臼歯にはまたたくさんの歯石を認めました。
この歯石も除去してオペは無事終了しました。
最近歯石除去で来院するワンちゃんが増えているように思います。
ウチのワンちゃんはごはんを普通に美味しく食べているから
口の中なんて気にしないって思う方が大多数だと思います。
特にシニア期を迎えているワンちゃんは要注意です。
今一度口の中を覗いてみてください。
嫌な口臭はありませんか?
少しでも異常を発見したら
早めに受診していただくことをお勧めいたします。
2014年09月03日
猫の子宮蓄膿症

先月、保護された猫ちゃんです。
保護した方が、陰部から膿が出ているようだということで来院しました。
元気も食欲もあるということ、
保護したばかりで飼い主が定かでないということで
内科的治療で様子を観察することになりました。
そして再来院。
保護した方がこの猫ちゃんを家族として迎えました。
陰部からの膿は減少したようですが、
レントゲン検査、血液検査等で
「子宮蓄膿症」と診断し
新しい飼い主様は手術を選択しました。
そして本日手術を行いました。

膿が溜まった子宮が摘出できました。
犬と比較して猫の子宮蓄膿症はまれです。
猫の避妊手術の実施率が高いことが挙げられます。
当然のことですが、若い時期に避妊手術を受けていれば、
中高年齢期になってから、メス猫が子宮感染症による子宮蓄膿症にかかることはありません。
不幸な猫を増やさない。
オス猫を求めて戸外での交通事故の回避。
他猫との接触によるウイルス感染を防ぐことも出来ます。
若い時期での避妊手術はこうしたメリットがあります。
もちろんこうした避妊手術をした上での室内飼育が推奨されます。
さてこの保護猫さんは
猫思いの家族に迎えられ
無事手術も終わり、数日後には退院することでしょう。